皮膚科

皮膚科とは

皮膚科のイメージ画像

皮膚科は、肌に赤みやブツブツがみられる、かゆみやかぶれの症状がある、やけどをした、いぼやたこなどのできものがある、もしくは肌がカサカサしている、荒れているなどの皮膚トラブル全般について、主に保険診療で対応する診療科になります。 また皮膚の一部とされている爪や髪の毛についても皮膚科で扱います。また円形脱毛症を初めとした脱毛症全般もお気軽にご相談いただければと思います。

皮膚科でよくみられる疾患

円形脱毛症

円形脱毛症

円形脱毛症は、何の前触れもなく、抜け毛がみられるようになるのですが、その場合の多くに脱毛斑(直径2~3cm程度)が認められるようになります。脱毛斑の数については単発(1~2個程度)もあれば、多発することもあります。また、後頭部や側頭部の生え際が抜け落ちる蛇行型、頭髪が全て抜け落ちる全頭型、頭髪だけでなく全身の毛が抜け落ちる全身型など大きく4つのタイプに分類されます。なお原因に関しては、現時点で特定されてはいませんが、自己免疫反応などが関係していると言われています。
当院長は長年大学病院で脱毛症専門外来に携わっていたため、日本皮膚科学会で定められたガイドラインに沿った様々な治療をご提案いたします。

検査

甲状腺疾患、膠原病等の脱毛を呈する疾患が含まれていないか採血をいたします。

治療

脱毛斑の数が少なければ、自然治癒することがあります。ただ治療が必要と医師が判断すれば、ステロイド外用薬やステロイドの局所注射を使用していきます。ただ脱毛範囲が広範囲であれば、ステロイドの内服薬や局所免疫療法なども行います。点滴治療の場合は近隣の大学病院等にご紹介いたします。

かゆみ

湿疹をはじめ、じんましん、痒疹、皮膚掻痒症などの様々な皮膚疾患よりかゆみが出現します。この状態を放置し続ければ、さらにかゆみが増す、かゆみが気になって日常生活に影響を及ぼすということもあります。

検査

そのため、まずはかゆみの原因を特定させるようにします。ご希望の方には採血、パッチテストでのアレルギー検査を施行します。なお、かゆみの症状は、内臓疾患が隠れていることもあるため血液検査等を施行することもあります。

いずれにしましても、かゆみの原因が不明のまま、搔き壊すなどすれば、皮膚症状は悪化し、さらに患部が拡大してしまうということもありますので、お気になるときには、患部をできるだけ掻くことなく、早めに皮膚科をご受診ください。

かぶれ(接触皮膚炎)

一般的にかぶれと呼ばれる皮膚症状のことを正式には接触皮膚炎と言います。これは何らかの原因物質が皮膚に触れることが原因となって発症する湿疹になります。主な症状は、かゆみ、皮膚の赤みや丘疹、水疱などです。

患者様の症状などから接触皮膚炎が疑われると、ご希望があればかぶれの原因を特定するためのパッチテストを行っていきます。原因が特定した場合は、まずその原因物質をできるだけ避ける環境を整えるようにします。また、かぶれの症状を抑えるための治療としては、ステロイドの外用薬や抗ヒスタミン薬の内服(かゆみ止め)を使用していきます。

湿疹

皮膚にかゆみの症状と様々な皮疹(赤み、ブツブツ、小さな水疱 など)がみられている状態を総称して湿疹と言います。この場合、いろいろな内的因子(アトピー素因、ストレス、皮膚バリア機能の低下など)や外的因子(薬剤、食物、ハウスダスト など)が関係して起きると言われています。湿疹の原因としては、かぶれ、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、皮脂欠乏症などです

治療

原因が特定されているのであれば、まずそれを取り除いていきます。皮膚症状に対する治療では、ステロイドの外用薬を使用していきます。また強いかゆみがある場合は、抗ヒスタミン薬の内服薬を用いるなどします。

じんましん

じんましんには、原因が特定できない特発性じんましんと、アレルギーなど何らかの刺激によって発症する刺激誘発型じんましんの2つに大きく分けられます。全じんましん患者様の7割程度が特発性じんましんと言われています。単にじんましんという場合は、特発性じんましんを意味することが多いです。

主な症状ですが、かゆみの症状が伴うミミズ腫れの様な赤く盛り上がった発疹がみられるようになります。ただこれらの症状は、数時間~24時間以内に何もなかったかのように消えていきます。

検査

ご希望があれば血液検査を行うこともあります。

治療

治療に関してですが、原因が特定されていれば、それに対する除去などの環境を整えていきます。抗ヒスタミンの内服薬を使用していきます。重い症状がみられるのであれば、ステロイドの内服薬などを使用していきます。

アトピー性皮膚炎

かゆみを強く伴う湿疹を繰り返し発症する慢性的な皮膚疾患になります。主に皮膚に赤みやかゆみが現れるほか、ブツブツやジュクジュクした状態がみられる、掻いたりすると症状が悪化する、ガサガサになって皮膚が硬くなります。

なお発症しやすい部位は年齢によって変化します。乳児期は頭部や顔が中心で、それが体幹や手足に広がるようになります。幼児期になると首や手足の関節に症状が出やすく、湿疹の部分はカサカサとした感触になります。また思春期以降では、顔、首、胸、背中など主に上半身で発症することが多いです。

発症の原因については特定できていませんが、もともとアレルギー体質の方、家族に何らかのアレルギー疾患を罹患している方がいるなどアトピー素因のある方が発症しやすいと言われています。またこれまでは、子どもによくみられる病気で成長すれば治るとされてきましたが、最近の傾向として症状が思春期以降も続く、大人になって発症するケースもよくみられるようになりました。そのためストレスなども発症に影響するのではないかと言われています。

診断・検査

診断をつける際は問診や視診、触診で判断されることが多いですが、必要と判断すれば血液検査、なども行っていきます。

治療

主に皮膚炎症を抑えるための薬物療法(ステロイド外用薬、タクロリムス軟膏 等)をはじめ、日頃からのスキンケア(保湿剤の使用など)も大切です。また強いかゆみを訴えられている場合は、抗ヒスタミン薬の内服薬も使用します。

ニキビ

これは脂腺性毛包と呼ばれる毛穴で発生する慢性の炎症疾患になります。脂腺は、思春期から成人にかけて大きく発達し、皮脂が多く分泌し、毛穴(脂腺性毛包)を塞ぐようになり面皰(めんぽう)を形成していきます。するとこの面皰を栄養源にして、皮膚の常在菌でもあるアクネ桿菌が増殖し、炎症が発症するようになります。ちなみにニキビが発症しやすい部位は、顔、胸、背中です。また思春期を過ぎた後も、ストレス、睡眠不足、ホルモンバランスが乱れるといったことでニキビが発生することもあります。これはいわゆる大人のニキビと呼ばれるものです。

ニキビは悪化させてしまうと、いわゆるクレーターのような凸凹した痕が残るようになります。これを瘢痕と言いますが、このような状態になると治していくことが困難となりますので要注意です。

治療

ニキビは医療病名を『尋常性ざ瘡』と呼ばれる皮膚疾患です。まず、しっかり日本皮膚科学会で提唱されているガイドラインに沿った保険治療治療を施行していきたいと考えます。
ニキビは皮脂の分泌が多すぎる、毛穴の出口がつまる、などが原因で毛穴の外に皮脂が出ることができずたまってしまうことから生じます。
要因として、皮脂の分泌が盛んになる思春期、生活習慣の乱れやストレスなど、皮膚のターンオーバーのサイクルに乱れが生じると起こりやすくなります。
日本人の90%以上が経験する身近な疾患なので、いずれ治ると放置してしまう方も多く見受けられます。
しかし、きちんとした治療を施さないと、炎症がひどくなり『ニキビ跡』として残ってしまうことがあります。
ですので、初期の段階からの治療がとても大切です。
当院では、あらゆる段階のニキビに対してガイドラインに基づいた適切な治療を行っております。

ニキビの種類と治療法

1.面ぽう・コメド

ニキビの初期で、毛穴に詰まって皮脂が溜まっている状態。「黒ニキビ」、「白ニキビ」と呼ばれるニキビです。
ニキビの治療は、目には見えない小さな面ぽうの状態からしっかり治療すると、ニキビが大きくなるこそを防ぎ、悪化させずお肌を良い状態に保つ事が出来ます。
この時期に適した外用薬
ディフェリンゲル・べピオゲルなど

2.炎症性皮疹

面ぽうのニキビが炎症を起こし、「赤ニキビ」や「膿疱(膿を持ったニキビ)」になった状態です。触ると痛みを伴う事が多いです。
ニキビ跡になる可能性もございますので、早期に治療する事が重要です。

外用薬

べピオゲル・デュアック配合ゲル・エピデュオゲル・ゼビアックスローション・アクアチムクリーム・ダラシンTゲルなど

当院ではこのほかにも抗生物質の内服薬処方や、様々な漢方薬の検討、美容皮膚科においてもニキビ、ニキビ痕のケアに最適な治療をご提案します。
自費治療では、ケミカルピーリング、ダーマペン等ご用意がございます。

たこ、うおのめ

たこもうおのめも物理的な刺激を慢性的に受け続けることで発生します。うおのめについては、足底に発生することがほとんどですが、たこに関しては足底だけでなく、繰り返し物理的な刺激を受ける部位(足の甲やくるぶしにできる座りだこ、手の指にできるペンだこなど)でもみられるようになります。

どちらも物理的な刺激が繰り返されることで芯も形成されるようになります。この芯というのが、神経を圧迫するようになるので、刺激を受けると圧痛が起きるようになります。原因としては、サイズや幅の合わない靴を履いている、開帳足、歩行バランスが悪いといったことが挙げられます。

一方のたこは、表皮に向かって角質層の肥厚が進みます。発症の原因ですが、足に発生する場合は靴のサイズが合わない、歩行バランスがおかしい、足の骨の変形や異常がある等で起きるようになります。

治療

うおのめもたこも、まず慢性的に物理的な刺激を受けないようにする環境を整えるようにします。具体的には、サイズの合った靴を履く、歩行バランスを正常にしていくといったことです。また肥厚化している角質層を除去していきます。

いぼ(ウイルス性疣贅)

一般的には目で確認するのが困難なくらいの皮膚にできた小さな傷からヒトパピローマウイルス(HPV)が侵入し、感染することで発生する尋常性疣贅(ウイルス性疣贅)を意味することが多いです。この場合、世代に関係なく発症しますが、なかでも子どもが発症しやすいと言われています。好発しやすい部位は、手足とされていますが、傷になりやすい部位(肘、膝、顔面、手指など)でも起きやすくなります。単体の場合もあれば、複数個発生することもあります。

いぼを自らの手で除去したいと患部をいじるなどすれば、ウイルスを巻き散らして、いぼを増やしてしまうこともあります。早めに皮膚科をご受診ください。

治療

一般的なのが液体窒素を用いた凍結療法です。マイナス196度の液体窒素を患部に押し当てるので、治療中や治療後に痛みを感じることがあります。この場合、1度の治療で切除できることはないので、1~2週間に1回の間隔で数ヵ月程度は通院することになります。このほか、ヨクイニンなど漢方薬を使用する薬物療法、炭酸ガスレーザーや執刀による切除(手術療法)が行われることもあります。

水虫

カビの一種とされる白癬菌が主に足の皮膚に入り込むことで様々な皮膚症状が起きている状態を足白癬と言いますが、一般的にはこれを水虫と言います。なお白癬菌は、手や体、股の部分などにも感染し、発症することもあります。この場合、それぞれ、手白癬、体部白癬、股部白癬(いんきんたむし)と診断され、各々の治療が行われるようになります。

足白癬(水虫)については、主に3つのタイプ(趾間型、小水疱型、角質増殖型)に分類されます。趾間型は、足の指の間に発生する水虫で、患部に紅斑や水疱、皮がボロボロ剥けるなどの皮膚症状があるほか、かゆみもみられます。小水疱型は、小さな水疱などが足指の付け根、土踏まず、足の外側の部分等に多発し、これらが潰れるなどすると、やがて皮が剥けてカサカサした状態になります。この場合、水疱が発生すると同時くらいに強いかゆみの症状がみられます。最後の角質増殖型は極めて稀なケースで、足底の全ての部分で角質層が肥厚化している状態で鱗屑(皮がボロボロと剥け、皮膚はカサカサしている)もみられますが、かゆみや痛みなどの症状はありません。ただ、踵の部分に亀裂が入るなどすると痛みが出ることがあります。このほか、足白癬が足の爪の方まで感染すると爪白癬を併発することもあります。

感染経路については、不特定多数の方との足ふきマットやサンダルの使い回し、タオルなどの共有などが挙げられます。ちなみに足白癬は足の皮膚に白癬菌が付着したとしても24時間以内に洗い落とすことができれば感染しません。ただ足の裏に傷があるなどすれば、その半分程度の時間で感染するようになります。

検査

患者様の症状や訴えなどから足白癬が疑われると、足の角質層の一部を採取し、それを顕微鏡で調べ、白癬菌の有無を確認していきます。

治療

主に抗真菌薬の外用薬を使用していくことになります。ただ角質増殖型や爪白癬では、薬が浸透しにくいので、抗真菌薬の内服となります。

ヘルペス

一口にヘルペスウイルスと言いましても様々な種類があるのですが、単純ヘルペスウイルスの1型(HSV‐1)もしくは2型(HSV‐2)に感染し、発症している状態をヘルペスと言います。

HSV‐1は、主に接触感染によって感染するとされ、20代までに半数程度の人が感染するようになると言われています。一方のHSV‐2は、大半が性行為によって感染するようになります。どちらも感染後、2~10日程度の潜伏期間を経てから発症するようになります。主な症状ですが、HSV‐1ではヘルペス性歯肉口内炎、ヘルペス性ひょうそ、Kaposi水痘様ヘルペス、性器ヘルペスがみられます。またHSV‐2は性器ヘルペス(外陰部に水疱や潰瘍)の症状が現れるようになります。

その後、症状は治まるようになりますが、2つのウイルスとも体外に排出されることはなく、神経節(HSV-1は三叉神経節、HSV-2は仙骨神経節)に潜伏するようになります。そして、体の免疫力が低下するようになると、これらウイルスは活性化するようになります。するとHSV‐1では主に口唇ヘルペス(唇の周辺などに紅斑や水疱が)などがみられ、HSV‐2であれば性器ヘルペスが再発するようになりますが、いずれも初感染時と比べると症状は軽いです。

治療

抗ヘルペス薬の内服が中心となります。ただ同薬物療法を用いてもこのウイルスを体内から排出することはできません。そのため、再発をよく繰り返す患者様につきましては、抗ヘルペスウイルス薬をあらかじめ服用し続ける再発抑制療法を行うこともあります。

脂漏性皮膚炎

皮脂腺が多いとされる頭部や顔面、腋の下といった部位で皮脂の分泌が過剰となってしまうことで発生する湿疹、鱗屑、痂疲などの症状がみられている状態を脂漏性皮膚炎と言います。主に生まれて間もない乳児と、思春期~40代くらいまでの世代にみられやすいと言われています。乳児の場合は、1歳になるまでには自然と治まるようになりますが、後者の場合は慢性的に繰り返されるようになります。

なお成人でみられる脂漏性皮膚炎は、清潔にしていてもフケのようなものが頭部などからパラパラ落ちるようになるほか、かゆみもみられるようになります。さらに頭皮の一部は赤くなるほか、硬くなっている部分もあります。原因については、皮膚の常在菌でもあるマラセチア菌が関係している、あるいは皮脂分泌機能の異常などが挙げられています。

治療

乳児は自然と治癒していくものなので、これといった治療はしていきませんが、アトピー性皮膚炎が疑われる場合は、効き目の弱いステロイド外用薬を用いることがあります。一方、成人の脂漏性皮膚炎の患者様は、石鹸やシャンプーによる洗顔や洗髪で清潔に努め、必要であればステロイドの外用薬、抗真菌薬の外用薬を使っていきます。

帯状疱疹

これまでに水ぼうそうにかかったことがある(水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した)という方が発症する病気です。ウイルスは、皮膚症状が治まった後も体外に排出されることはなく、神経節に潜伏し続けます。その後、加齢や疲労、ストレス等で免疫力が低下していくと水痘・帯状疱疹ウイルスは活性化していきます。それによって左右どちらか片側の神経支配領域(肋間神経、顔面神経、三叉神経)に沿って、ピリピリ、チクチク、ズキズキなどの神経痛がみられ、その部分に皮疹(紅斑、水疱、痂疲)も現れます。

なお皮膚症状については、3週間程度で治まるようになりますが、痛みが続く場合もあります。この状態が発症から3ヵ月以上経過したとなると帯状疱疹後神経痛と診断され、この痛みを取り除くための治療をする必要があります。

帯状疱疹の治療の基本は、抗ヘルペスウイルス薬の内服、あるいは点滴となります。痛みの症状が強ければ、痛み止めも併用していきます。なお高齢者や強い痛みの症状が出たという患者様は、帯状疱疹後神経痛の発症リスクが高いので注意が必要です。

巻き爪、陥入爪

巻き爪、陥入爪

足指の爪が、何らかの原因によって巻かれている状態が巻き爪で、足指の両端が皮膚に食い込んで痛みや炎症を引き起こしている場合を陥入爪と言います。原因としては、サイズの合わない靴を履いている、開帳足、外反母趾、足の指に負担をかけやすい激しい運動をし過ぎる、深爪などで起きるとされ、場合によっては巻き爪から陥入爪に至るケースもあります。

治療

爪が皮膚に食い込むなどして炎症や肉芽を起こしている場合は、ステロイドの外用薬や抗菌薬の内服薬を使用していきます。また爪で皮膚などを傷つけないようにする治療としては、テーピング、人工爪を使うものや、爪の先端に穴を開け、そこにワイヤーを通し、丸まる力を逆に利用して外に広がるように矯正する超弾性ワイヤー法などの保存療法があります。当院では、患者様の爪の状態をしっかり把握したうえで、適切とされる治療を行っていきます。

尋常性乾癬

皮膚表面に銀白色のかさぶた状の鱗屑とはっきり確認できる赤い発疹がみられるようになります。鱗屑はボロボロとフケのように剥がれていきますが、無理に剥がせば点状の出血がみられることもあります。鱗屑や発疹の数、大きさ、形は患者様によってそれぞれ異なるほか、人によって、かゆみの症状を訴えることもあります。発症については全身どこでも起きる可能性はありますが、摩擦などの刺激を受けやすい、頭部、肘、膝、お尻の部位に発生しやすいとされています。なお発症の原因は、現時点で特定されているわけではありませんが、免疫の異常によって引き起こされると考えられています。

治療

患者様にみられる症状の程度によって異なりますが、基本は患部にステロイドや活性型ビタミンD3の外用薬を塗布していきます。なお尋常性乾癬による病変が広範囲に及ぶという場合は、光線療法(PUVA、NB-UVB)、内服療法(免疫抑制薬)を行い、それでも改善が困難と医師が判断すると、生物学的製剤が使用されます。

掌蹠膿疱症

左右の手のひらや足の裏に小さな水疱が多発したかと思えば、それが間もなく膿疱化してしまうのが掌蹠膿疱症です。また周囲には湿疹がみられるようにもなるのですが、かゆみの症状がみられることもあります。膿疱については、その後は痂疲化するなどして軽快していきますが、この症状を慢性的に繰り返すのも同疾患の特徴です。

発症の原因については、扁桃腺、歯、鼻などに慢性の感染症がみられる、あるいは金属アレルギーのある方、喫煙者も発症するリスクがあると言われています。

同疾患は症状が特徴的なので、その経過などから診断がつけられることもありますが、似たような症状がみられる病気(水虫 など)もあるので、病変の一部を採取して、顕微鏡検査をすることもあります。

検査

顕微鏡検査

扁桃腺による感染症や喫煙、金属アレルギーなど原因が特定しているのであれば、扁桃の摘出、禁煙、歯科金属を取り除くなどを行っていきます。

治療

ステロイドや活性型ビタミンD3の外用薬による薬物療法を行います。

尋常性白斑

生後にみられるとされる(後天性)色素脱失症のひとつです。これは、メラノサイトとも呼ばれる色素細胞が、何かしらの原因で減少もしくは消失してしまうことで、肌の色が白く抜けている状態を言います。ちなみに色素脱失症の患者様のうち、6割程度の方が尋常性白斑を発症していると言われています。

発症の原因については、はっきり特定しているわけではありませんが、抗メラノサイト抗体が検出されていることから自己免疫反応によって引き起こされるのではないかと言われています。また尋常性白斑によく似た疾患(白斑性母斑、限局性白皮症 など)もありますので、はっきり診断をつける必要もあります。

検査

甲状腺疾患、膠原病が合併している可能性のため採血します。

治療法

ステロイドもしくはタクロリムス軟膏等による外用薬の使用を行います。

多汗症

多汗症のイメージ画像

異常な発汗がみられている状態を多汗症と言います。この場合、全身がそれこそ汗びっしょりの状態になる全身性多汗症と限定した部位(手のひら、腋の下、顔面 など)が異常に発汗する局所性多汗症に分類され、さらにそれぞれ原発性(原因が特定できない)と続発性(原因となる病気がある)に分けられます。

全身性多汗症のほとんどの原因が病気、いわゆる続発性によるものです。具体的には、甲状腺機能亢進症(バセドウ病 など)、糖尿病、膠原病、何らかの神経疾患や感染症を発症している、あるいは薬剤の影響や肥満といったことが挙げられます。一方の局所性多汗症ですが、原発性の場合、運動や緊張(発汗を促進させる交感神経が興奮しやすいことで汗の量が多くなると考えられている など)によってみられることがあります(掌蹠多汗症、腋窩多汗症、顔面多汗症 等)。また続発性としては、フライ症候群、エクリン母斑などの皮膚疾患、末梢神経障害などの病気による一症状として局所的に異常な発汗がみられるようになります。

治療

治療に関してですが、続発性の多汗症で原因疾患が特定しているのであれば、その治療を優先的に行います。また局所性多汗症の患者様では、発汗が多い部分に塩化アルミニウムの外用薬を塗布する治療、患部に微弱な電流を流して発汗を抑えるイオントフォレーシス、さらに多汗部位にA型ボツリヌス毒素の薬剤を注入していくことで、交感神経からの発汗指令を遮断し、汗の量をできるだけ抑える局所注射などを行っていきます。
腋窩多汗症は、保険内での治療ができます。お気軽にご相談ください。

更年期障害

更年期の時期に卵巣機能の低下から女性ホルモンの分泌が減少し、自律神経の働きにも影響を及ぼすことで全身倦怠感、易疲労、ほてり、のぼせ、冷え、イライラ、動悸、息切れなどの様々な身体の不調をきたします。人によって症状が重かったり軽かったり、発症時期なども変動があります。

治療

プラセンタ注射(メルスモン)による治療を行います。

院長
中洲 美穂
診療内容
皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科
電話
03-3304-0034
所在地
〒157-0062
東京都世田谷区南烏山1-13-12 芦花公園メディカルモール2階
アクセス
京王線
芦花公園駅 徒歩1分
八幡山駅 徒歩10分
千歳烏山駅 徒歩11分
診療時間
●…9:30~13:30(最終受付は13:00まで)
※10月…月曜日17時30分~18時15分までは院長診察となります
休診:水曜日・土曜日午後・日曜日・祝日
日祝
10:00~13:00
14:30~18:15 ○※